スターウォーズファン歴3年ほどではありますが、とにかくスターウォーズが大好きなひるひなです。
最新作でシリーズ完結編となる「スカイウォーカーの夜明け」は公開日の朝イチの上映で観に行きましたが、ふに落ちない部分やモヤる部分もありながらもハンカチとティッシュをぐしゃぐしゃにして泣きながら鑑賞。
生き様は“心”で決まる――
42年の歴史に終止符が打たれる「スター・ウォーズ」の“魂”は、確かに未来へと継承されていた。
『#SWスカイウォーカーの夜明け 』は、「心を描いた映画」である。
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— スター・ウォーズ公式 (@starwarsjapan) December 31, 2019
2回劇場に行ったあと、引っかかる部分がなにかわかるのでは?と思って読んだ前日譚にあたる小説「レジスタンスの復活」や「エピソード6/ジェダイの帰還」の後「エピソード7/フォースの覚醒」の直前の物語、小説「ブラッドライン」を読むことでスッと納得できたんです。


今回は「スカイウォーカーの夜明け」で疑問だった部分について、小説「レジスタンスの復活」「ブラッドライン」を読んだ上で解決していきたいと思います。
※ここからは盛大にネタバレを含みます。まだ「スカイウォーカーの夜明け」「レジスタンスの復活」「ブラッドライン」を未鑑賞(未読)でこれから観たり読んだりする予定の方はこちらで閉じていただくことをおすすめします。
もくじ
「スカイウォーカーの夜明け」鑑賞後の疑問を解決!
私自身が感じた疑問に加えて、映画レビューサイトで投稿されていた「スカイウォーカーの夜明け」への疑問も参考にして私なりに解決していきます!
レジスタンスの勢力が復活しているのはご都合主義?
エピソード8の「最後のジェダイ」でレジスタンスは壊滅的な被害を受けました。
クレイトの戦いの後、残っていたのはミレニアム・ファルコンと10数名のレジスタンス。
そして今回の「スカイウォーカーの夜明け」はその1年後のお話です。
あれ?
ふつーに人いるし、船たくさんあるよ?
最初はそう思いました。
でもたしかに、あれじゃぁどうしようもないもんな……
と自分を納得させて鑑賞していたんですが、「レジスタンスの復活」を読んでみると、パイロットや指揮官、船がある程度揃っている状態が奇跡でもご都合主義でもないことがわかりました。
レジスタンスが増えるまでの物語があった
「スカイウォーカーの夜明け」ではレジスタンスの基地は惑星エイジャン・クロスにあり、そこでレイはレイアと共に訓練を積んでいました。
でもレジスタンスの基地はクレイトの戦いの後、はじめから惑星エイジャン・クロスにあったわけではないんです。
レイアはクレイトの戦いで敗れた後、すぐにレジスタンスの仲間を増やし態勢を立て直すために行動を起こしました。
銀河に散らばっているファーストオーダーに対抗したいと考えている人やレジスタンスを支持する人々を集め、戦うための船を集めたんです。
その間、一時的な基地を置いたライロスでは、すぐにファーストオーダーの攻撃を受けて貴重な仲間を失ったりも……。
「スカイウォーカーの夜明け」のクライマックスで登場して古くからのファンが歓喜した「ウェッジ」。
彼もこの頃にパートナーの「ノラ」の息子「スナップ」にお願いされて再び戦場に戻ってきたんです!
じゃあなぜ途中から参加したのか……というのはこの記事の後半で^^
ファーストオーダーの残虐行為がひどい
また、ファーストオーダーはクレイトの戦いの後、
- ファーストオーダーに歯向かう人
- レジスタンスに加担しそうな人
- 最後のジェダイで新共和国の首都だったホズニアン・プライムを星系ごと爆破した時に星を離れていた議員
などを不当に逮捕して監禁したり、やがて死んでしまうような過酷な労働につかせたりしていたんです!
そんな捕まっている人たちをレジスタンスは命がけで救い出し、レジスタンスに加わりたいという人は仲間に、ファーストオーダーから逃げたいという人は逃すといったことをしていきました。
映画では全滅に近いほどに打撃を受けたレジスタンスが急にふつーに活動してる?!という風に見えますが、実はそのために古いツテを辿ったり、危険を冒して情報を集めたり、仲間を助けたり……と様々な苦労を重ねた結果だったんです!
レイがパルパティーンの孫の意味
レイは本当は誰の子?どこから来た?
というのは、「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」と続く中で常にいろんな噂や意見が飛び交っていました。
……で、
結局なんでここでパルパティーンの孫に?!
って思った人もいると思います。
スノークをさらっとなかったことにしてパルパティーンを登場させる意味ってなんだろう?
と考えた時に、「ブラッドライン」と「レジスタンスの復活」が大きな意味を持っていることがわかったんです。
レイアとレイは似た境遇だった
「エピソード7/フォースの覚醒」の6年前の頃を描いた小説「ブラッドライン」の中で、レイアは同じ新共和国の議員だった親友と思っていた同志の裏切りによって、政治家生命が突然絶たれるという経験をしています。
その裏切りとは
「レイアの実の父親はダースベイダーである」
という事実を銀河中に暴露するということ。
帝国を壊滅させるため、新共和国議会で銀河のために今まで力を尽くして来たという事実やレイア本人の意志よりも「あのダースベイダーの娘」という、自分ではどうしようもできない「血のつながり」がレイアの運命を決めてしまったんです。
そんなレイアと同じ境遇なのがレイ。
レイはジェダイとして、レジスタンスの一員としての自分の意志と、パルパティーンの孫という「血のつながり」という変えられない事実との間で迷います。
レイアは「血のつながり」よりも「自分の意志」が勝ることもあるっていうことを体験していたんです。
だから、レイのことを信じてジェダイとしての修行をさせたんですね。
映画だけを観ていると、レイアはベイダーの娘であることで周りから何か言われたりしたことはわかりませんが、小説を読むと本当に辛い思いをして来たことがわかります。
「レイアとダースベイダー」≒「レイとパルパティーン」
という繋がりを作ったことで、レイアの凄さや魅力が増したと感じました。
プライド将軍って何者?
パルパティーンの側近的な役割で活躍したプライド将軍。
この人何〜?!
って感じちゃいましたが、これも小説を読んでいくと納得。
「出世したい欲」がすごいファーストオーダー
でっかい艦隊をもち、たくさんのストームトルーパーを抱えたファーストオーダーには、映画の画面に出てくる人々以外にもたくさんの人が働いています。
- 船を作る人
- 建物を管理する人
- 掃除や修理をする人
- 事務作業をする人
- 重要な記録を管理する人
- 秘書的な仕事をする人
など、大企業やお役所みたいな感じでいろんな仕事をする人が集まってファーストオーダーは成り立っています。
その中には組織の中で上に行きたいと考えている人も。
そのためには仲間を裏切ったり、時には邪魔な人間を消したりもします。
そんなファーストオーダーなので、ハックス将軍やカイロ・レンを追い抜いて上に行きたい、自分がトップに登りつめたい、と考える人がいても不思議ではありません。
そして、そういう野心に燃えた人を利用するのがパルパティーンは上手。
どうやらパルパティーンのフォースの力によってコントロールされていたプライド将軍は、最後にはあっさり艦隊の爆破に巻き込まれて吹っ飛んでいましたね……。
- パルパティーンに裏切られたドゥークー伯爵
- デス・スターを作ってた研究員の皆様
- ターキンがデス・スターの攻撃を指示して星ごと消えたクレニック
ハックス将軍がスパイになった本当の理由は?
ファーストオーダーを裏切り、レジスタンスに情報を流していたハックス将軍。
「カイロ・レンが負けるところを見たいだけだ」
と言っていましたが本当……?
まさかそんな理由で?!
と思うかもしれませんが、
たぶん本当。
ファーストオーダーの人たちは、自分が何のために何をしているのかをわかってなくて、全体を俯瞰で見ているのはパルパティーン1人なんですよね。
だから、レジスタンスの味方をするわけではなく
ただ自分の出世の邪魔をした人間が負けるのを見たい!というだけで裏切ることもできてしまうんです。
ただ、ファーストオーダーの実態を知って裏切り、レジスタンスに入る人も少なくありません。
「エピソード7/フォースの覚醒」から登場したフィンもそうですよね。
小説「レジスタンスの復活」にもそういったパイロットは登場しています。
応援の船があんなにたくさん集まったのはなぜ?
クレイトの戦いの時は呼びかけても誰も来てくれなかったのに、どうして今回はあんなにたくさんの船が集合したのか。
クレイトの戦いで誰も来なかった理由
クレイトの戦いの時、すでにファーストオーダーがレジスタンスに味方しようとしている人を逮捕監禁、処刑、強制労働を行なっていました。
さらに通信の防御もしていて、レイアの必死の呼びかけは伝わっていなかったんです。
エクセゴルにみんな集まってくれた理由
小説「レジスタンスの復活」の最後
ウェッジやノラを含めた一部のレジスタンスは銀河中にいる、ファーストオーダーから逃れて隠れている「レジスタンスの仲間になってくれるであろう人たちを探して仲間を増やす」という活動に向かったんです。
レイやフィン、ポーたちが戦っている間も着々と仲間を増やし、ランドとチューイの呼びかけで一斉に集まった……ということなんです。
フォースであんなこともそんなことも出来るの?
「スカイウォーカーの夜明け」ではいままで見たことないフォースの力がたくさん出てきましたよね。
- 怪我を治す
- ライトセーバーをワープさせる
- 死んだ人を蘇らせる
これらは小説を読んでいてもよくわかりませんでした。
物の移動は前作の「最後のジェダイ」のフォースチャットの流れの延長でありえなくもない。
怪我を治したり死んだ人を蘇らせるのは、レイやレンがシスの力も持っているからできることなのかな?と思いました。
小説「レジスタンスの復活」読了後「スカイウォーカーの夜明け」3回目鑑賞後の感想追記
さすがに3回目だと、そんなに感動もないのかな……でも地方は上映回数が結構減ってきたし今のうちにもう一回……と、思って行ってきました3回目!
- 別行動をしていたレイ、ポー、フィンのすれ違いに納得。(一緒に現場で戦いたいよね!)
- レイアの苦悩をビシバシ感じる→号泣
- レジスタンスのメンバーが増えていることに感動→ここまでの苦労がわかるから泣ける
- フィンやポー含めレジスタンスのメンバーが、同じ方向を向いて戦っている姿に感涙
- エクセゴルに集まった船に号泣
- ウェッジの登場でYEAHHHHHH!!!
クレイトの戦いの敗北で落ちるところまで落ちたレジスタンスが、仲間を集めて、銀河の平和のために立ち上がる姿は感動しかありません!!
そして、改めて思ったのがやっぱりカイロ・レン(ベン・ソロ)は悪くない…(言いすぎかな)というかベイダー卿と同じでパルパティーンにそそのかされて闇落ちしたんだろうな…と。
パルパティーンなら、直接的ではなくてもフォースの力でベンの意識をコントロールしてシスに寝返らせることくらいできてしまいそうだし……。
だからレイやレイア、ハンの力で目が覚めたレンは最後はジェダイとしてフォースと一体となって死んだのかな。
そう思うとまた泣けるわぁぁぁぁぁ。
パル爺どんだけ闇深いんだろう……。
でも、映画のエピソード1,2,3やアニメのクローンウォーズなどを思い返してみても
パルパティーンって、それくらいのこと平気でやるんですよね!
ものすごい長い年月やたくさんのお金や労力をつかい、人の命を軽んじて、自分の野望達成のために行動する人でした!
ジェダイの粛清を行った「オーダー66」って、パルパティーンが銀河共和国の議長になってから13年後。議長になる前から計画をしていたと思われるので、かなり長い期間、邪魔なジェダイを消して自分の帝国を作るために動いてたことがわかります。
帝国を作った時は、共和国の議長兼シスの皇帝を兼任してたから、なにかとやりやすかったかもしれませんが、今回はアナキンによって死ぬほどのダメージを与えられてから復活、さらに政治や戦争の表舞台ではなく陰から計画を進めていたという事なので、大変だったでしょう……
その辺も、小説やコミック、アニメなどスピンオフで語られるのかなぁと思うと楽しみです!
小説でスターウォーズの世界がより楽しめる!
映画だけでもたくさんの作品があるスターウォーズですが、小説でその世界をもっと楽しむことができます。
私もまだ読めていない物が色々あるので、スカイウォーカーの物語は終わりましたがまだまだスターウォーズの世界を楽しみたいと思います!
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