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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダム<ネタバレ感想>大人も泣いちゃう名作

いつもは春に公開される「クレしん映画」。

今年はコロナの流行によって秋に公開されました。

クレしん映画は息子が一時期ハマり、一緒になって1993年公開の1作目から全部鑑賞済みの私。

今作も楽しみにしていました。

人気芸能人のゲスト声優も話題の「激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」。

  • 大人が観てもおもしろい?
  • 子供が観てもおもしろい?
  • お下品すぎない?

そんな疑問にお答えする

大人目線ママ目線での感想をつづります。

今年の映画クレヨンしんちゃんのキャスト一覧

野原一家

  • 野原しんのすけ:小林由美子
  • 野原みさえ:ならはしみき
  • 野原ひろし:森川智之
  • 野原ひまわり:こおろぎさとみ
  • シロ:真柴摩利

カスカベ防衛隊

  • 風間くん:真柴摩利
  • ネネちゃん:林玉緒
  • マサオくん:一龍斎貞友
  • ボーちゃん:佐藤智恵

幼稚園の先生

  • 園長先生:森田順平
  • よしなが先生:七緒はるひ
  • まつざか先生:富沢美智恵
  • 上尾先生:三石琴乃

町の人たち

  • 風間くんのママ:玉川砂記子
  • 隣のおばさん:鈴木れい子
  • ななこおねえさん:伊藤静
  • しのぶちゃん:大塚みずえ
  • ふかづめ竜子:伊倉一恵
  • 魚の目お銀:星野千寿子
  • ふきでものマリー:むたあきこ
  • 団羅座也:茶風林

ほぼ四人の勇者

  • ブリーフ:冨永みーな
  • ニセななこ:伊藤静
  • ぶりぶりざえもん:神谷浩史
  • ユウマ:黒沢ともよ

ラクガキングダムの人々

  • ラクガキング:中田譲治
  • 宮廷画家:平田広明
  • 鬼軍曹:玄田哲章
  • 魔法使い:三ツ矢雄二
  • 食料大臣(兄):飛田展男
  • 食料大臣(弟):池田貴史
  • 姫:きゃりーぱみゅぱみゅ
  • りんご、いちご、メロン:りんごちゃん
  • 防衛大臣:山田裕貴

今作のゲスト声優は、主題歌「ギガアイシテル」を歌っている池田貴史(レキシ)さんとタレントでユーチューバーのりんごちゃん

そして人気俳優の山田裕貴さんに、クレしん映画ではオープニング曲でおなじみのきゃりーぱみゅぱみゅさんが登場しました。

クレしん映画「ラクガキングダム」ネタバレ感想

原作マンガがベース

クレヨンしんちゃんの映画はオリジナルストーリーのものがほとんどですが、これは原作マンガをアレンジして作られた作品。

だからなのか

最近は野原一家の家族の絆だったり、大きな敵と戦うストーリーだったり、カスカベ防衛隊が活躍するものだったりするものが多かったですが、今作では「しんちゃん」がしんちゃんらしく自由に大活躍していました。

ちなみに、原作マンガのある映画は1995年公開の「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」以来だそうです。

突然やってきたラクガキングダムの人たち

ラクガキングダムについて語られるシーンが結構少なくて、設定がぼんやりしたまま地球(春日部)に宮廷画家や兵士がやってきてしまいます。

宮廷画家に半ば押しつけられる形で「勇者」になってミラクルクレヨンを託されたしんちゃんは、最初何のことかよくわかってなくてふざけてばっかり。

でも、それは観ているこちらも同じで

ラクガキングダムの人たちの話をすんなり受け入れられません。

なので、大人も子供もみんなしんちゃん目線で映画を鑑賞できたような気がします。

春日部に戻るまでの冒険のワクワク感がいい

春日部から遠く(神奈川)まで飛ばされてしまったしんちゃんが、春日部に戻ってみんなを救う(しんちゃん的にはななこおねえさんを救いたい)ために、ミラクルクレヨンで生み出した「ブリーフ」「ニセななこ」「ぶりぶりざえもん」と共に大冒険!

描いた絵が現実のものになる「ミラクルクレヨン」で作る車や飛行機、お金、ばくだんなど、本当にあったら楽しいだろうな~って思っちゃいました。

すぐに壊れちゃう車や飛行機の儚さも、子供の落書きの世界って感じで良かったです。

 

ニセななこは、しんちゃんが「しんちゃん 好きよ」と言うセリフを書いてしまったのでそれしか離せないキャラクターだったのかな?

ひるひな
ひるひな
本物のななこお姉さんと同じ伊藤静さんが声を担当していましたが、ちょっと別人っぽくて、わざと棒読みな感じなんだけどちょっとした声の変化でニセななこの感情を表現していてさすが!!と思いました。

ユウキのキャラが良かった!

途中で偶然知り合う「ユウキ」はタブレットを使いこなす今時っぽい子供。

お母さんが春日部に行って帰ってこなくなった…なんて、子供なら不安でたまらないような状況でも、冷静に行動できるカッコいい男の子でした。

落ち着いていて大人びているけれど、絵で描いたブリーフやブタ、ちょっと変わったお姉さんの存在にもすぐに慣れる順応性の高さはさすが子供!

その後、姫が登場した時も割と冷静でしたもんね。

 

また、ユウキといえば終盤の春日部市民に対してのスピーチ!

素晴らしかったですよね。

自分のことばかり考えて、文句ばっかり言う大人に対して正しいことをストレートに語る姿はめちゃめちゃカッコよかったです!!

久しぶりのぶりぶりざえもんが最高すぎた

私は過去作を劇場ではなくDVDで鑑賞したので、そこまで久しぶりだと感じなかったんですが、映画にセリフのあるぶりぶりざえもんが登場するのは1999年公開の「爆発!温泉わくわく大決戦」以来なんだそう。

救いのヒーローだけどずるくて、すぐに裏切って強い方についちゃう。

でもなんだか憎めないし、最後にはやっぱりヒーローとしてみんなを助けてくれる。

そんなぶりぶりざえもんのスタイルが今回もバッチリ生かされていていい味出してましたね。

ひるひな
ひるひな
昔は「救い料100億万円。ローンも可」だったのが、今回は「救い料100億万円。キャッシュレスも可」になってましたね!

ふたば幼稚園奪還

困った時に頼りになるのは、やっぱりカスカベ防衛隊!

しんちゃん一行は、ラクガキングダムの兵士や指導官に無理やり落書きを描かされていた子供たちを助け、動けないように壁に貼り付けられていた先生たちを助けました。

彼らが出てくると謎の安心感を覚えるのは何故でしょうか……

カスカベ防衛隊のメンバーの保護者の中でも、存在が確認されていないのがボーちゃんのお母さんお父さん。今回もやっぱり出てきませんでしたね。いつか見てみたい!!

まるでSNSみたいな大人たち

しんちゃんが助けてくれたときはみんなして思いっきり持ち上げて

ミラクルクレヨンを無くしたと知った途端、掌を返したようにみんなでしんちゃんをある事ないこと言って責め立てる様子は、まるでSNSの炎上や誹謗中傷のようでした。

そして、春日部のことや今にも落ちてしまいそうなラクガキングダムのことは放って、自分のことだけを考えて逃げ出そうとする大人たち。

同じ大人として、恥ずかしくなりましたが

実際に同じ立場になったときに、自分はどうするだろう…と考えたら、周りに流されて自分も人を助けることよりも自分や自分の家族だけを優先してしまうんじゃないかな……と思いました。

勇者たちの自己犠牲の姿に涙

水に濡れたら死んでしまうのに、しんちゃんを助けるために雨の中を走ったニセななこ。

お母さんを助けたいユウマに最後のミラクルクレヨンのカケラを譲り、最後は雨に打たれてしまったぶりぶりざえもん。

ラクガキングダムと春日部の街を救うために、自分の体を捧げて巨大なぶりぶりざえもんの一部になったブリーフ。

泣かせにきてるところがいやだと言う口コミもありましたが、私は素直に感動して泣いちゃいました。

ブリーフを使って巨大なぶりぶりざえもんの絵を完成させたしんちゃんの姿にも感動。。。

みんなで落書き、やっちゃえば♪

しんちゃんが大きな絵を描いているのに気付いたユウマの声かけでみんながどんどん絵を描き始めます。

街中の道路や壁、屋根など所構わずどんどん落書きをしていく様子はとっても楽しく素敵なシーンでしたね。

そうそう

落書きってこうだよね!

スケッチブックやノートに描くって言うより、描いちゃダメなところに描くから落書き。

楽しそうだったなぁ。

一緒に見にいった小2の息子もあのシーンが大好きだったと言います。

子供も大人も楽しめる!2020映画クレヨンしんちゃん

クレヨンしんちゃんはもともと大人むけの漫画雑誌に連載されていた作品と言うこともあって、ちょっと下品だったりエッチだったりホラーっぽかったりするシーンが多々あって、劇場版のクレヨンしんちゃんもそれは同じ。

今回の作品は

その点では安心して子供に見せられる映画だったと思います。

ひるひな
ひるひな
ニセななこの最期のシーンはほんのちょっとのホラー味があったかな……?

登場キャラが多い作品で、ちょっとごちゃごちゃっとしてしまう部分はあったと思いますが、しんちゃんのしんちゃんらしい活躍で、大人も感動しちゃう名作になっていました!

クレヨンや色鉛筆で描かれたたくさんの落書きもとってもかわいくて、見た目がキレイなのも良かったです。

次回作が今から楽しみです♪

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